家名預(読み)かめいあずかり

精選版 日本国語大辞典 「家名預」の意味・読み・例文・類語

かめい‐あずかり ‥あづかり【家名預】

〘名〙
江戸時代、家督相続人がいない場合、一時親族家名を預かること。後日、適当な者を選定してこれを相続させる。
② 明治初年、華士族の当主死亡後、相続人がいない場合、親族がその家名を預かっておき、五〇日以内また延期許可があれば更に六か月以内に、家督相続人を選定すれば、その族称は廃絶しないとする制度

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android