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センチメンタル・ジャーニー A Sentimental Journey through France and Italy

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世界大百科事典 第2版の解説

センチメンタル・ジャーニー【A Sentimental Journey through France and Italy】

イギリスの小説家L.スターンの旅行記。1768年刊。自然,風景や事実を叙述するという当時一般の旅行記とはまったく趣を異にした感情旅行記。カレー,ルーアン,パリ,ブールボネー,リヨンに至るが,表題にあるイタリアの記述がないのは作者が病没して2巻で終わったためである。作者の病気療養のための旅行(1765‐66)に基づいているが,病気とか作者の行動に即してではなく,特定の事件に対する作者の情緒的反応を中心に書かれ,全体に遊びの特質が前面に押し出されている。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のセンチメンタル・ジャーニーの言及

【スターン】より

…その間《ヨリック説教集》(1760‐66)を世に出している。また《トリストラム・シャンディ》7巻によって示された大陸旅行記の好評に勢いを得て旅行記《センチメンタル・ジャーニー》(1768)を出版,センチメンタルなる語を流行させた。67年ロンドン滞在中,人妻エリザベス・ドレーパーとの恋の遊びにふけり,その感情の記録を残した。…

【センチメンタリズム】より

…18世紀の啓蒙主義に対抗して現れたルソーの立場はその典型的な例であり,悟性偏重に反抗する19世紀のドイツ・ロマン主義の活動や,実証主義の時代を経て19世紀末から20世紀にかけて現れた〈生の哲学〉に流れる基調もこれに含められる。【細井 雄介】 そもそも〈センチメンタル〉なる英語がひろく用いられるようになるきっかけは,18世紀のイギリスの作家L.スターンの《センチメンタル・ジャーニー》(1768)であった。それまでに流布していた旅行記と異なり,自然の風物や都市の景観には目もくれず,もっぱら人心のあわれ(センチメント)を描くことを主眼にしたこの作品は,18世紀前半を支配した新古典主義(ネオ・クラシシズム)の主知主義からぬけ出る姿勢を示していた。…

※「センチメンタル・ジャーニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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