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ソティ ソティ Sottie

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソティ
ソティ
Sottie

阿呆劇。中世にフランスを中心として,はげ頭にろばのような長い耳をつけた頭巾をかぶり,黄と緑のつぎはぎ衣装を着た道化役の阿呆 sotによって演じられた社会風刺の茶番劇。 15世紀から 16世紀にかけて流行し,パリの「陽気連中」 Enfants sans souciなど半職業劇団もでき,教皇ユリウス2世を攻撃した P.グランゴールの『阿呆王子』 Le Jeu du Prince des Sots (1511) などの傑作が生れた。

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世界大百科事典内のソティの言及

【笑劇】より

…先駆的作品としては13世紀後半の《少年と盲人》や,ジャンルこそ違え,ファブリオー,狐物語などが考えられるが,笑劇そのものの隆盛は15世紀である。同じ時期には,主としてフランスで人気のあった道化役者(ソーsot(馬鹿者)と呼ばれた)の芝居,ソティsotie(阿呆劇)や,《エブリマン》に代表される道徳劇も流行する。しかし笑劇だけが後世まで生き残り,16,17世紀に至るまでフランス全土に栄える。…

【フランス演劇】より

…キリスト教の典礼や物語にのっとった宗教劇は,バロック時代の劇作や,J.deロトルー《聖ジュネスト》,コルネイユ《ポリュクト》あるいはラシーヌ晩年の2悲劇の例はあるものの,以後は19世紀末のP.クローデルの出現まで姿を消す。 中世ゴシック都市における大聖史劇上演には,同時代の他の舞台表現,すなわち〈阿呆劇(ソティsottie,sotie)〉〈教訓劇(道徳劇)moralité〉〈笑劇farce〉などもプログラムに組み込まれることが多かった。なかでも阿呆劇のカーニバル的反世界と笑劇の風刺的喜劇性は,イタリアやスペインの喜劇の影響とともに,17世紀喜劇の底流を作る(日本で飯沢匡翻案狂言《濯ぎ川》ともなった《洗濯桶》や《ピエール・パトラン先生》等)。…

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