日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ソレル(Albert Sorel)それるAlbert Sorel(1842―1906) フランスの歴史家。カルバドス県オンフルールに生まれる。1866年外務省に入り、72年政治学学院の外交史担当教授に就任した。76年から1902年まで上院議長府事務局長を務めた。テーヌを師とし、主著『ヨーロッパとフランス革命』(八巻、1885~1904)では革命と国際関係の相互作用を考察した。ほかに『プロイセン・フランス戦争外交史』(1875)、『18世紀の東方問題』(1878)などがある。1889年にアカデミー・フランセーズの会員に選ばれた。[岡本 明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例