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ソンツェン・ガンポ Srong btsan sgam po

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世界大百科事典 第2版の解説

ソンツェン・ガンポ【Srong btsan sgam po】

581‐649
チベット古代王国を建てた王。620年代に日本の冠位十二階に酷似した官位12階制を設けて諸氏族をその下に統一支配した。638年唐と戦って吐谷渾(とよくこん)を分割統治し,640年その子クンソン王に文成公主をめとらせ,またネパールを制圧して,中国,ネパールの文物制度を学び,クンソン王の没後に再登位して西チベットを支配し,646年公主と再婚して唐に忠誠を誓ったが,まもなく没した。【山口 瑞鳳】

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のソンツェン・ガンポの言及

【大蔵経】より

…19世紀末ロンドンにパーリ聖典協会Pāli Text Societyが設立されて原典の校訂出版等がなされ,日本では若干の蔵外文献も含めて《南伝大蔵経》65巻(1935‐41)に完訳されている。
[チベット大蔵経]
 仏典のチベット語訳は,7世紀ソンツェン・ガンポ王の時代にトンミサンボータによって始められ,13世紀ころには大蔵経が木版で刊行された。チベット大蔵経はカンギュル(甘殊爾)とテンギュル(丹殊爾)からなり,前者は経・律,後者は論を収める(カンギュル・テンギュル)。…

【チベット】より

…隋の時代にその存在が漢土に伝えられ,唐代に〈吐蕃(とばん)〉と呼ばれたのは,このチベット人が建てた最初の統一王国であった。
[吐蕃王国]
 この国はソンツェン・ガンポと呼ばれる王によって七世紀前半に建てられ,隋・唐2代の圧力によって滅亡の危機にあった吐谷渾(とよくこん)を併合し,代わって7世紀後半から東西通商路の東端と南縁の支配に乗り出した。それ以前に,彼らは固有の文字をつくり,官位十二階を定めて,その階層構造の中で諸部族を統合支配する法令を定め,王の君臨を受けた。…

【吐蕃】より

…〈チベット〉の称と同様にタングート(党項)等の〈拓跋(たくばつ)〉氏に由来するという説から,王家が他の一族より南部に拠ったので,その部族名〈ピャphyva(不夜)〉に,〈南〉を意味する〈トlho〉を冠したlho phyvaの称ができて〈吐発〉と写され,蔑視的な立場から,さらに〈吐蕃〉とされたとする説まである。 チベット人は,建国の王ソンツェン(ソンツェン・ガンポ)以前ヤルルン地方に23代の王が拠ったと数えるが,漢文史料に伝えるように6代しかなかったらしい。ボン教系史料の確かなものによると,その祖先は女国と通婚していたことが知られる。…

※「ソンツェン・ガンポ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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