ソンビ(読み)そんび

世界大百科事典(旧版)内のソンビの言及

【儒教】より

…彼らの多くは科挙のための学問を早くから断念し,実際的な学問研究に旺盛に取り組んだ百科全書家的なスケールの持主であった。老荘の自然哲学や陽明学の実際性が実質的に生かされ評価されたのも(洪大容),また,名も知られずに〈沢,四海に及び,功,万世に垂る〉学問をするのが真の〈士〉であると(儒)学者(ソンビ)精神がみごとに明文化されたのも(朴趾源〈原士〉),ともにこの学風の下であったことは注目に価する。実学はみずからの学問的実践によって過去の朝鮮儒教の否定面を映し出す鏡であり,その成果と朝鮮近代との接点をさぐることによって朝鮮儒教の力量をはかる要石的存在であるといえよう。…

※「ソンビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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