ソンムンデ婆(読み)そんむんでばあ

世界大百科事典(旧版)内のソンムンデ婆の言及

【済州島】より

…年中行事は海や漁業に関するものが多く,2月1日には風神であり豊穣の女神であるヨンドン婆様に対する燃灯祭が古来盛んに行われている。済州島の神話伝承には天地分離神話,地中湧出型始祖神話,巫の歌う神々の由来譚・本解(ボンプリ),巨女ソンムンデ婆様説話など本土とは異なったものが多い。済州島は高麗朝以来本土からの政治的・文化的影響を強く受け,朝鮮の地方文化の一つとしてとらえることができるが,神話モティーフや独特な隠居制をはじめ精神的・物質的文化のあらゆる面にわたり,本土とは異質の古い南方的・海洋的な独自の基層的民俗文化を多く保存している。…

※「ソンムンデ婆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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