世界大百科事典(旧版)内のソーンスウェート,C.W.の言及
【気候区分】より
…ただし,このような分類では,熱帯の面積が40%,温帯が52%となり,寒帯は残りのわずか8%ということになり,緯度による気候分類は不合理とされた。 これまでに試みられた経験的気候区分のうちで,現在でも広く実用化されているのはW.P.ケッペンとソーンスウェートC.W.Thornthwaiteによる方法である。ともに植生を基礎にしたものであるが,植生による気候区分が広く認められるには二つの理由が考えられる。…
【気候示数】より
…なお植生分布に対応する示数としてK=P/(W+20)(W<100の場合),K=2P/(W+140)(W>100の場合)を乾湿示数と名付けている(P(mm)は年降水量)。
[降水効率precipitation effectiveness]
月降水量P(インチ)を月蒸発量E(インチ)で割った比(P‐E比)を12ヵ月合計してこれを10倍したものを降水効率またはP‐E示数といい,C.W.ソーンスウェートが気候分類(旧分類)のために考案したもの。蒸発によって失う水分を考慮した降水の効率を意味する。…
※「ソーンスウェート,C.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」