タイムライン防災(読み)たいむらいんぼうさい

知恵蔵miniの解説

タイムライン防災

台風による大規模水災害など発生の前から予測できる災害に対して、自治体や政府、交通機関、企業、住民などが災害発生前から発生後まで、時間ごとにあらかじめ明確にしておく防災計画のこと。いつ、誰が、どのように、何をするかを具体的に記述してある。日本語では「事前防災行動計画」あるいは「防災行動計画」と呼ばれている。災害発生前から発生後まで、時間軸をベースとして計画を策定する。2014年10月14日、JR西日本は台風19号の接近に備え、13日午後4時ごろから全面的な運休に踏み切ったが、これはタイムライン防災の一環で実施された。「何かあってからでは遅い」との評価がある一方、「動かせる列車は動かしてほしい」という要望もあり、この行動が賛否両論を生んだ。14年8月に発生した広島市の土砂災害で避難勧告の遅れが指摘されて以降、自治体や企業によるタイムラインによる防災行動が目立つようになっている。

(2014-10-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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