タウンズビル(英語表記)Townsville

精選版 日本国語大辞典 「タウンズビル」の意味・読み・例文・類語

タウンズビル

(Townsville) オーストラリアの北東部、コラル海に面する港湾都市。一八六四年建設。牧羊牧牛中心地で、砂糖羊毛亜鉛鉱石燐鉱石などの積出し港。

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デジタル大辞泉 「タウンズビル」の意味・読み・例文・類語

タウンズビル(Townsville)

オーストラリア、クイーンズランド州北東部の港湾都市ブリスベーンゴールドコーストに次いで同州第3の規模をもつ。1860年代に建設され、19世紀末に日本人移民真珠養殖などに従事し、同国で初めて日本の領事館が置かれた。農業地帯が広がり、鉱産物輸出が盛ん。グレートバリアリーフの観光拠点であり、マグネチック島フェリーで結ばれる。

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改訂新版 世界大百科事典 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル
Townsville

オーストラリア,クイーンズランド州北東岸にある同州第3の都市。人口14万9207(2005)。1864年開基,1903年市制。名称入植の企画・後援者R.タウンズに由来する。州北部の中心都市で,後背地には海岸部のサトウキビ地帯だけでなく,奥地肉牛地帯や鉱山都市マウント・アイザを含んでいる。食肉加工,銅精錬が行われ,港から粗糖,鉛・亜鉛鉱石,精錬銅などを輸移出する。ジェームズ・クック大学(1970創立)がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル
Townsville

オーストラリア,クイーンズランド州北東岸の都市。同州北半部の行政,経済,文化の中心都市。北のケアンズ,南のブリズベン (1411km) ,西のマウントアイザ (918km) に鉄道,道路が通じ,ケアンズからマカーイにいたる海岸部とマウントアイザにいたる内陸部を後背地に,農牧,鉱産物を集散,加工,輸出する商工・港湾都市。食肉,粗糖,木材,銅精錬はじめ各種工業がある。港からは冷凍肉,粗糖 (大規模積込み施設がある) ,鉛,亜鉛,精錬銅,ニッケルなどを輸出。同州北部唯一の大学 (ジェームズ・クック大学) がある。人口 11万 1800 (1981推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル
たうんずびる
Townsville

オーストラリア、クイーンズランド州北東部にある都市。人口9万4739(2001)。州都ブリズベン、ゴールド・コーストに次ぐクイーンズランド州第三の都市。同州北部の中心地で港湾を有する。後背地にサトウキビや肉牛を中心とする農牧地帯および鉱山都市マウント・アイザをもつ。銅精錬所、食肉加工工場などがあり、港から粗糖、鉛・亜鉛精鉱、燐(りん)鉱石、精錬銅などを輸・移出する。ジェームズ・クック大学(1970創立)、空軍基地がある。1864年入植、1903年市制施行。名称は入植企画者の名に由来する。

[谷内 達]

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百科事典マイペディア 「タウンズビル」の意味・わかりやすい解説

タウンズビル

オーストラリア,クイーンズランド州北東岸の港湾都市でリゾート地。西方約700kmのクロンカリー周辺の鉱山(金,銅,鉛など)と鉄道で結ばれる。牧羊・牧牛の中心でもある。羊毛,皮革,肉類,各種鉱産物を輸出。1864年創設。14万9207人(2005)。

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