タウンゼント エディ(英語表記)Townsend Eddie

20世紀日本人名事典 「タウンゼント エディ」の解説

タウンゼント エディ
Townsend Eddie

07のボクシングトレーナー



国籍
アメリカ

生年
1914年10月4日

没年
1988年2月1日

出生地
ハワイ州ホノルル

本名
タウンゼント エドワード(Jr.)〈Townsend N.Edward(Jr.)〉

経歴
英米系人の父と日本人の母の間に生まれる。10代でボクシングを始め、アマチュア時代はハワイのフェザー級チャンピオン。アマチュア147戦134勝13敗、プロ14戦12勝1敗1分の記録を持つ。戦後トレーナーに転身。1962年プロレスラー力道山がジムを創設した際スカウトされて来日、’67年藤猛(リキ)を世界ジュニアウエルター級チャンピオンに就かせた。思いやりのある情熱的な指導で知られ、ジムを転々としながら、海老原博幸(フライ級)、柴田国明(J・ライト級)、ガッツ石松(ライト級)、井岡弘樹(ストロー級)、友利正(J・フライ級)ら、計6人の日本人ボクサーを世界チャンピオンに育て上げた。’88年1月31日井岡の初防衛戦の際も病身を押して会場に駆け付けたが呼吸困難に陥り入院。危篤状態の中で防衛成功を見届けた後、息を引き取った。自伝に「ジプシー・トレーナー」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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