タクマ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タクマ」の意味・わかりやすい解説

タクマ

ストーカー炉でトップに立つボイラのメーカー。 1938年田熊汽罐製造として設立。 62年日本機工を合併。 72年現社名に変更。水管式ボイラの生産で輸入品である煙管式ボイラを性能で上回り駆逐した。早くから経営多角化に力を入れ,ゴミ焼却プラント,ゴミ破砕機,産業廃棄物処理装置,下水・屎尿・産業廃水処理プラント,汚泥処理装置,地域暖冷房プラントなど,公害防止,環境開発分野で成功を収めている。ハイテク産業用機械にも力を入れている。売上構成比は,環境設備 79%,産業機械 21%。年間売上高 833億 7400万円 (連結。うち輸出4%) ,資本金 133億 6700万円,従業員数 979名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「タクマ」の解説

タクマ

正式社名「株式会社タクマ」。英文社名「TAKUMA CO., LTD.」。機械工業。昭和13年(1938)「田熊汽罐製造株式会社」設立。同47年(1972)現在の社名に変更。本社は兵庫県尼崎市金楽寺町。産業機械製造会社。祖業のボイラー製造をはじめゴミ焼却炉・水処理装置・バイオマス発電プラントなどを展開。官公庁向けが多い。東京証券取引所第1部上場。証券コード6013。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android