タネーエフ

百科事典マイペディア「タネーエフ」の解説

タネーエフ

ロシアの作曲家,ピアニスト貴族の家に生まれ幼時からピアノを学んだ。モスクワ音楽院開設(1866年)と同時に入学,作曲をチャイコフスキー,ピアノをN.G.ルビンシテインに師事した。教師としてモスクワ音楽院で教え,ラフマニノフ,スクリャーピンなど多くの弟子を育てたが,ピアニストとしてもすぐれた技量をもち,チャイコフスキーの初演者として知られる。作曲家としては,西欧の古典的技法に深く学びながら,ロシア国民楽派の作曲家とも交流,《ヨアン・ダマスキン》(カンタータ,1884年),《オレスティア》(オペラ,1894年)のほか,交響曲,室内楽の作品がある。

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世界大百科事典 第2版「タネーエフ」の解説

タネーエフ【Sergei Ivanovich Taneev】

1856‐1915
ロシアの作曲家。チャイコフスキーに次ぐ世代では,最も尊敬されている。教養のある貴族の家に生まれ,5歳からピアノを学んだ。1866年,モスクワ音楽院開設と同時に入学し,ピアノをN.G.ルビンシテイン,作曲をチャイコフスキーに師事。師のあとを継いでモスクワ音楽院で教鞭をとり,ラフマニノフ,スクリャービンをはじめとする多くの弟子を育てた。ネーデルラント楽派以来の西欧の技法を深く研究し,同時に国民楽派の人たちとも親しく交わり,ロシア古典音楽の発展に著しい貢献をした。

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