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タラバガニ(鱈場蟹) タラバガニParalithodes camtschaticus

世界大百科事典 第2版の解説

タラバガニ【タラバガニ(鱈場蟹) Paralithodes camtschaticus】

寒海性のタラバガニ科の甲殻類で,水産業上の最重要種の一つ(イラスト)。タラ漁の漁船員が,網をあげるときにちょっとなまけていて,網が海底に降りてしまい,しばらくしてあわてて引きあげたところ,見慣れないカニがかかっていた。これがタラバガニ漁の初めといわれ,名もこれによる。その後しばらくは利用されず捨てられていたといわれる。明らかにカニ形で,英名はking crab,和名もカニがあてられているが,雌の腹部が左右不相称で,左側にのみ腹肢があること,最後の胸脚が小さくて鰓室(さいしつ)にさし込まれていることなどの特徴から分類学的にはカニ類(短尾類)ではなく,ヤドカリ類(異尾類)に含められる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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