タンブアワーク(英語表記)tambour work

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タンブアワーク」の意味・わかりやすい解説

タンブアワーク
tambour work

針の先端についた特殊な鉤でつくられるチェーンステッチによる刺繍名称は布を張る枠がタンバリン形であることによる。東洋に発生し,ペルシアトルコを経て,18世紀に西洋に伝えられた。当初厚地に金銀糸,多彩な色糸で刺したが,西洋では薄いネットやモスリン単色で刺したレース風の技法が発達した。アイルランドのリマリックレースはことに名高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android