ダイアナ

デジタル大辞泉 「ダイアナ」の意味・読み・例文・類語

ダイアナ(Diana Frances Spencer)

《称号Diana, Princess of Wales》[1961~1997]英国の元皇太子妃。後のスペンサー伯爵家の三女として生まれる。幼稚園に勤務したのち、1981年20歳でチャールズ皇太子(のちのチャールズ3世)と結婚、ウィリアムヘンリーの二人の王子出産。1996年離婚が成立。離婚後も多くの慈善団体へ支援を行い、エイズがん撲滅運動、地雷禁止運動などに積極的にかかわった。1997年パリで自動車事故死。

ダイアナ(Diana)

ローマ神話女神ディアナの英語名。

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精選版 日本国語大辞典 「ダイアナ」の意味・読み・例文・類語

ダイアナ

(Diana) ローマ神話の女神「ディアナ」の英語名。〔現代日用新語辞典(1920)〕

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百科事典マイペディア 「ダイアナ」の意味・わかりやすい解説

ダイアナ

英国の元皇太子妃。旧姓ダイアナ・フランシス・スペンサーDiana Frances Spencer。ケント州サンドリンガム近郊でオルソープ子爵(のち,スペンサー伯)の末娘として生まれる。全寮制のウェスト・ヒース校卒業後,16歳でスイス留学。帰国後,幼稚園の教師など。1981年チャールズ皇太子〔1948−〕とセント・ポール大聖堂で結婚。1982年ウィリアムズ王子,1984年ヘンリー王子が誕生。1986年には夫妻で来日。皇太子との不仲が原因で1992年に別居,1996年離婚。離婚後は慈善活動に力をいれ,アンゴラやボスニアを訪問するなど対人地雷の廃絶運動にかかわった。1997年8月31日,パリ滞在中に交通事故死,36歳。事故はしつこいカメラマンたちから逃れる途中で起き,取材の行き過ぎ,運転手の飲酒が問題となった。葬儀はウェストミンスター・アベーで〈国民葬〉としてとりおこなわれ,実家の領地内に埋葬された。葬儀の場で哀悼の意を表したブレア首相はダイアナを〈国民のプリンセス〉と呼んだが,彼女の生と死は英国王室の伝統的なあり方に一石を投じた。
→関連項目摂食障害パパラッチ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダイアナ」の意味・わかりやすい解説

ダイアナ
Diana, Princess of Wales

[生]1961.7.1. イギリス,サンドリンガム
[没]1997.8.31. フランス,パリ
イギリス皇太子妃。オルソープ子爵(のちのスペンサー伯爵)の三女として生まれるが,両親の離婚後は父親のもとで育った。ノーフォーク,ケントの寄宿学校を卒業し,スイスでフィニッシング・スクールに通ったのち帰国。ロンドン近郊の幼稚園で保育士として働いていた 1981年2月にエリザベス2世の長男チャールズ皇太子(→チャールズ3世)と婚約し,同年 7月29日にセント・ポール大聖堂で結婚式をあげた。1982年に長男ウィリアムが,1984年に二男ヘンリー(通称ハリー)が誕生。天性の魅力と王室の華やかなイメージによって国民の人気を集めた。恵まれない子供やエイズ患者などに対する福祉活動を熱心に行なう一方で,結婚生活は破局に向かい,1992年に別居,1996年には正式に離婚した。その後も対人地雷禁止運動などを続けたが,1997年にパリ市内で交通事故により死亡。

ダイアナ

ディアナ」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉プラス 「ダイアナ」の解説

ダイアナ

カナダ出身のポピュラー・シンガー・ソングライター、ポール・アンカの曲。1955年に発表したデビュー曲で、全米第1位を獲得し、全世界中で累計1,000万枚以上を売り上げている。原題《Diana》。

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367日誕生日大事典 「ダイアナ」の解説

ダイアナ

生年月日:1961年7月1日
英国皇太子妃
1997年没

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旺文社世界史事典 三訂版 「ダイアナ」の解説

ダイアナ

ディアナ

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世界大百科事典(旧版)内のダイアナの言及

【アルテミス】より

…ギリシア神話の狩猟の女神,また月の女神。ローマ神話のディアナDiana(英語読みでダイアナ)にあたる。ゼウスとティタン神族のレトの娘で,アポロンの双生の妹。…

※「ダイアナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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