日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ダコタ(アメリカの地名)
だこた
Dakota Territory
アメリカ合衆国中部にあった旧準州。現在のサウス・ダコタ、ノース・ダコタ両州全域、およびモンタナ、ワイオミング両州の東部域を含めて1861年に結成され、68年には両ダコタ州域のみに領域が減少した。州都はヤンクトン(1861~83)、ビスマーク(1883~89)。89年にノース・ダコタ、サウス・ダコタに分割され、それぞれ州に昇格した。1874年にブラック・ヒルズ山中に金鉱が発見されて以降の発展は目覚ましく、人口の急増を促した。しかし、もともとダコタ人など先住民(アメリカ・インディアン)の居住地であったところから、白人との間に激しい抗争が絶えることがなかった。
[作野和世]
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