ダットサントラック120型

日本の自動車技術240選 の解説

ダットサントラック120型

日産では新設計のダットサン車を生みだそうと、昭和24年からマルD計画といわれる計画を練ってきたが、オースチン国産化の技術を取り入れてマルD計画の動きが積極化し、昭和30年にセダン(110型)と共に120型トラックが発表された。マルDはトラックを主体に考えられ、その後モデルチェンジしていくことになる。発売当初注文が殺到し、セダンは吉原工場、トラックは横浜工場に二分して増産体制を整えた。その後セダンは毎日工業デザイン賞を受賞。昭和31年には日産がかねて研究し、採用準備を進めていたリモートコントロール装置をとりつけた新ダットサン113型セダン、ダットサン123型トラックを発表した。保管場所日産自動車(株)商品開発企画室 (〒243-0126 神奈川県厚木市岡津古久560-2)
製作(製造)年1955
製作者(社)日産自動車株式会社
資料の種類その他
現状保存・非公開
車名ダットサントラック
モデル名120型
会社名日産自動車(株)
製作開始年1955
車種・用途トラック
実車所在/模型なし
スタイルキャブオーバー型
ドア数2
乗員2
車両重量865kg
バンパースチール
ステップなし
全長3,742mm
全幅1,466mm
全高1,555mm
タイヤサイズ゙5.50-15 6プライ
フレーム全溶接箱型断面梯子型
前軸I字型断面逆エリオット式
後軸半浮動式
軸距2,220mm
前トレッドx後トレッド1186×1180mm
車高調整なし
ステアリングウオームローラ式
ダンパー筒型
スタビライザーなし
走行安定装置なし
原動機名D-10型
冷却/気筒配列水冷/直4
弁機構SV
気化器ソレックスVA-26-2型
内径x行程60×76
排気量860cc
点火系蓄電池及コイル式
最高出力/回転数25ps/4000rpm
最大トルク/回転数5.1kgm/2400rpm
過給機なし
可変システムなし
燃料タンク容量26.5L
ハイブリッドシステム形式なし
変速機4速
モード燃費-
参考文献1)『日産自動車30年史』日産自動車、1965年 2)『ダットサンの50年』(別冊CG)二玄社、1983年 3)国産自動車諸元表、1555-56
その他事項シャシー重量:520kg;積載重量:750kg;前照灯:2灯;ワイパー:連動式電動ワイパー2個;足ブレーキ:油圧式内拡4輪制動;手ブレーキ:機械式後2輪制動;最終減速:6.43;最高速度:75km/h;燃費率:19km/L;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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