ダニエルソン(読み)だにえるそん(英語表記)Николай Францевич Даниельсон/Nikolay Frantsevich Daniel'son

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダニエルソン」の意味・わかりやすい解説

ダニエルソン
だにえるそん
Николай Францевич Даниельсон/Nikolay Frantsevich Daniel'son
(1844―1918)

ロシアの経済学者。ペンネームニコライ・オン。1860年代から90年代にかけて自由主義的ナロードニキとしてジャーナリズム活躍マルクスの『資本論』第一巻を1872年に露訳出版した。彼は、マルクスおよびエンゲルスと親しく文通したが、マルクスの経済理論をロシアの現実に適用するのは不可能と主張し、レーニンによって厳しく批判された。

[外川継男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android