日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ダンバー(William Dunbar)だんばーWilliam Dunbar(1465?―1530?) スコットランドの詩人、外交官で、一時期フランシスコ派の修道士。ジェームズ4世王の外交特使を務め、1500年に年金を与えられる。作品は諧謔(かいぎゃく)と風刺に富み、「スコットランドのチョーサー派詩人」の1人に数えられる。作品に、ジェームズ4世の結婚を扱った政治寓意(ぐうい)詩『アザミとバラ』、女性風刺の『二人の夫人と寡婦』、悪魔的な『七つの大罪の踊り』など。[高田康成] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例