ダーウィン(オーストラリア)(読み)だーうぃん(英語表記)Darwin

翻訳|Darwin

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ダーウィン(オーストラリア)
だーうぃん
Darwin

オーストラリア北部、ノーザン・テリトリーの行政中心地、港湾都市。人口10万9419(2001)。熱帯サバナ気候で、平均気温は最暖月(11月)29.3℃、最寒月(7月)24.9℃、年降水量は1827ミリメートル。5~10月が乾期。同国北部の交通・通信の拠点国際空港がある。1839年ビーグル号の測量技師ジョン・ストークスが来航し、生物学者ダーウィンにちなんで命名した。1869年入植、パーマストンPalmerstonと名づけられたが、1911年公式にダーウィンと改称。1872年アデレードとの間に大陸縦断電信線が敷設された。第二次世界大戦中に連合軍拠点となり、日本軍の空襲(1942)を受けた。1974年にサイクロンによる被害を受けた。

[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android