日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダーツ(服飾)」の意味・わかりやすい解説 ダーツ(服飾)だーつdart 本来は「投げ矢」の意。服飾では体の肩、胸、腰などの膨らみを立体的に形成するために布の一部をつまみ、膨らみに向けて先端を縫い消した縫い込みのことをいう。このつまみを平面展開すると、矢の先のような形になるためこの名がある。薄地の場合は片側に倒し、厚地の場合は割って始末する。ダーツの形、量はシルエットに大いに関係する。デザイン上、切り離して裁断した場合は「切り替え線」とよんで区別するが、ダーツの分量は切り替え線の中に組み込まれるため、効果は同じである。[岡田浩海] ダーツの種類 ダーツの始末の仕方 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例