チエンライ(読み)ちえんらい(英語表記)Chiengrai

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チエンライ」の意味・わかりやすい解説

チエンライ
ちえんらい
Chiengrai

タイ北部の都市。チエンライ県の県都。ミャンマービルマ)、ラオスとの国境に近い、メコン川支流のコク川沿岸に位置する。人口6万1188、同名の県の人口は112万9701(2000)。1263年、この地に地方王国が建設され、その王都となったが、やがて西方山脈を越えてチエンマイに遷都した。北東50キロメートルのメコン川右岸にあるチエンセンChiengsaenには、古い寺院や遺跡のほか国立博物館がある。現在はこの地方の中心地で、付近では水田耕作が行われ、木材、茶、タバコなども産する。

[友杉 孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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