チベット−ビルマ語族(読み)チベット−ビルマごぞく(英語表記)Tibeto-Burman

旺文社世界史事典 三訂版 「チベット−ビルマ語族」の解説

チベット−ビルマ語族
チベット−ビルマごぞく
Tibeto-Burman

チベットビルマ・中国南西部・インドシナ半島北部に分布する言語族で,シナ−チベット語族の一派
広義には中国語・タイ語とともにシナ−チベット語族を形成する。歴史上の吐蕃 (とばん) ・南詔 (なんしよう) はこの語族で,またビルマ語族は7〜9世紀以降,チベット高原や中国の雲南方面からビルマの地に南下し,先住民のモン人を征服同化しつつ,ピュー・パガン・トゥングー・コンバウン(アラウンパヤー)の諸王朝をつくった。そのほかシャン族ロロ族などの山岳民も多い。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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