世界大百科事典(旧版)内のチャッツワースの庭園の言及
【噴水】より
…鑑賞用に水を吹き上げさせる仕掛。一般にさまざまな彫刻や立体的構成を伴って造り出される。自然の湧水に対する信仰から,それを模倣するかたちで案出されたのが最初と思われ,中近東の古代遺物に見る噴水の装置をそなえた神像は,その一例であろう。乾燥した大気の中の水が与える涼感,動きと音,光のきらめきの多彩な効果によって,噴水は古代から人々の愛好するところとなり,そのための水力学上の技術が開発された。前1世紀ころに活躍したアレクサンドリアのヘロンは,サイフォンの原理を応用した〈ヘロンの噴泉〉の考案者として知られている。…
※「チャッツワースの庭園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」