チャン族(羌族)(読み)チャンぞく(英語表記)Qiāng zú

  • チャン族(羌族) Qiāng zú

世界大百科事典 第2版の解説

古代より中国の西部・北西部(青海,甘粛)に広く居住した北方系の遊牧民族。歴史上,てい)と密接な関係をもつ。羌(きよう)という文字は,すでに殷代の甲骨文にもあらわれており,一説によると殷王をはじめ殷人の祭祀(とくに祖先祭祀)において犠牲とされたという。羌(古音Kiang)はと人の会文字で牧羊の人の意であり,その音は羊の古音giangに関連したものと考えられている。実際,チャン族は羊を最も神聖視し,それを主要家畜としている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

塞翁が馬

《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事塞翁が馬」[補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月後...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android