チュラロンコン大学(読み)チュラロンコンだいがく

大学事典 「チュラロンコン大学」の解説

チュラロンコン大学[タイ]
チュラロンコンだいがく

バンコクの中心部に位置するタイ最初の大学。ラーマ6世ラーマ5世(チュラロンコン大王)業績をたたえ,近代化を推進するため,官吏養成の高等教育機関として1917年に設立。5年後に18人の第1期生が卒業し,タイで最初の学位が授与された。2008年2月には新大学法が公布され,自治化(法人化)した。効率的な管理運営をめざし,教育・研究の質を保ち,変化する科学技術と労働市場ニーズに柔軟に対応することを意図している。大学法にはグローバル化への対応についても規定されており,そのための改革として海外との学術協力,語学教育の強化,インターナショナル・プログラムの充実などを進める。グローバル時代の競争的環境の中で生き残りをかけてタイの指導的大学として魅力ある大学づくりに取り組んでいる。現在,19の学部,23のカレッジ・研究所を擁する。2013年現在,学部生約2万5000人,大学院生約1万3000人。
著者: 平田利文

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android