チョノス諸島(読み)チョノスショトウ(英語表記)Archipiélago de los Chonos

デジタル大辞泉 「チョノス諸島」の意味・読み・例文・類語

チョノス‐しょとう〔‐シヨタウ〕【チョノス諸島】

Archipiélago de los Chonos》チリ南部、太平洋岸の諸島。アイセン州に属す。チロエ島タイタオ半島の間の南北200キロメートルに渡って分布し、ベンハミン島、グアイテカス島のほか、数百以上もの小島からなる。主な集落は、グアイテカス島東岸のメリンカ。

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改訂新版 世界大百科事典 「チョノス諸島」の意味・わかりやすい解説

チョノス[諸島]
Archipiélago de los Chonos

南アメリカ,チリ南部のチロエ島の南にある太平洋岸の群島で,その南のタイタオ半島と同様,入りくんだ海岸線からなる。ベンハミン島,グアイテカス島などは比較的大きいが,他は小さく,その数は1000を超える。植物はほとんど生育せず,少数原住民(チョノchono)が住むにすぎない(アラカルフ)。グアイテカス島のメリンカ港が唯一の集落である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「チョノス諸島」の意味・わかりやすい解説

チョノス諸島
ちょのすしょとう
Archipiélago de los Chonos

南アメリカ、チリ南部の群島地方北部にある諸島。東西75キロメートル、南北200キロメートルにわたって300余りの小島が分布する。島々は互いにフィヨルド状の狭長な水道で分かたれている。本土と島々を隔て南北に続くモラレダ海峡は、強い西風を避けうるため、重要な沿岸航路になっている。

[松本栄次]

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