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チョローラピテクス・アビシニクス ちょろーらぴてくすあびしにくすCholorapithecus abyssinicus

知恵蔵の解説

チョローラピテクス・アビシニクス

東京大学の諏訪元国立科学博物館の河野礼子らによって、2006年にエチオピアで発見され07年にネイチャー誌に発表された約1000万年前の新属新種の化石類人猿。発見されたのは3〜6個体に属する9本の歯の化石だが、咬頭(こうとう)が鋭くエナメル質が厚いので、堅い繊維質の食物を食べていたことが分かり、さらに形態的類似からゴリラの祖先の可能性が高いと見なされる。これまで現生アフリカ類人猿の起源はユーラシアではないかとの説が有力だったが、この発見によりアフリカ起源説が有力になった。チョローラは近くの村の名であり、発見された堆積層の名称でもある。アビシニアはエチオピアの昔の名称。

(馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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