世界大百科事典(旧版)内のチョーラ朝美術の言及
【チョーラ朝】より
…建築については窟岩寺院にかわって石造寺院が建立され,寺院の経済力と王国の威信を背景とした大規模なものが造営され,なかでもタンジャーブール,ガンガイコンダチョーラプラム,シュリーランガムの寺院は代表的なものである。【重松 伸司】
[美術]
チョーラ朝支配下の南インドで,9世紀後期から13世紀末期まで行われたヒンドゥー教中心の美術をチョーラ朝美術と呼ぶ。建築ではビマーナ(本殿)の重層ピラミッド形の屋根がパッラバ朝のそれよりいっそう高くなり,外壁を彫刻で埋め柱を念入りに装飾する傾向が強まった。…
※「チョーラ朝美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」