旺文社世界史事典 三訂版 「チンギス=ハン」の解説
チンギス=ハン
Chinggis Khan
モンゴル帝国の建国者,太祖(在位1206〜27)
モンゴル部族の名門の生まれ。幼名はテムジン(鉄木真)。早く父を失って苦労したが,しだいに頭角を現し,1188年ごろモンゴル部族を統一。さらにタタール,トルコ系のナイマンを討ち,1206年,オノン川河畔で即位し,チンギス=ハン(シャーマン教の光の神に由来)の称号を得た。千戸・百戸の軍制を整備し,金 (きん) ・中央アジア・南ロシアに兵を進め,北アジア遊牧地帯を配下に入れてモンゴル帝国の基礎を確立した。西夏遠征の途中病死。
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