ツタヤ図書館(読み)つたやとしょかん

知恵蔵mini 「ツタヤ図書館」の解説

ツタヤ図書館

音楽・映像ソフト、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が指定管理者として運営する図書館の通称。1号館は2013年4月にオープンした佐賀県の武雄市図書館で、スターバックス(コーヒーショップ)や蔦屋書店を併設し、夜9時までの開館宅配便での返却など、利便性・アミューズメント性を高めている。初年度の来館者数は92万人で、14年度も80万人を超えた。一方で、追加購入蔵書に古い実用書などが多数含まれていたことが報道され、14年9月、CCCは謝罪のコメントを発表している。15年10月1日には、2号館となる関東初のツタヤ図書館「海老名市立中央図書館」(神奈川県)がリニューアルオープンした。今後は宮城県多賀城市、山口県周南市の図書館施設の企画が予定されているが、15年10月4日には、愛知県小牧市でツタヤ図書館建設の賛否を問う住民投票が行われ反対多数となった。

(2015-10-6)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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