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ティッセン Thyseen A. G.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ティッセン
Thyseen A. G.

ドイツの鉄鋼会社。 1871年 A.ティッセンによってティッセン・ウント・カンパニーとして創設され,1926年その子フリッツがルール地方の鉄鋼会社を合併してフェラインイクテン・スタールベルケを設立,ドイツ鉄鋼全生産量の 50%以上を支配するにいたったが,第2次世界大戦後解体され,西ドイツで 53年アウグスト・ティッセン=ヒュッテとして再発足。 64年大手鋼管メーカーのフェニックス・ラインロール,68年製鋼メーカーのオーバーハウゼン,74年鉄鋼・造船メーカーのラインスタールなど関連企業を次々に買収,ヨーロッパ最大の鉄鋼会社へ発展した。 78年現社名に変更。国内外 337の子会社を擁し,国外売上比率は 52%。製造機械からエレベータ,自動車部品,ポリマーなどの製造部門,鉄鋼部門,および建材,燃料から流通,保守管理まで幅広い販売部門からなる。年間売上高 407億 5300万マルク,総資産 307億 6600万マルク,従業員数 12万 7873名 (1997) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ティッセン【Fritz Thyssen】

1873‐1951
ドイツの実業家。父の形成した炭鉄コンツェルン(ティッセン・コンツェルン)を継承。1926年他の3コンツェルンとともにヨーロッパ最大の鉄鋼企業,合同製鋼Vereinigte Stahlwerke AGを設立し,その監査役会長に就任。ルール重工業界の最右派として早くからナチスを支援,その政権獲得に助力した。しかし,第三帝国下でしだいにヒトラーと対立するようになり,39年スイスに亡命。41年逮捕され45年まで強制収容所に拘禁された。

ティッセン【Thyssen AG】

ドイツにあるヨーロッパ最大の鉄鋼一貫メーカー。本社デュースブルク。鉄鋼のほか特殊鋼,機械,販売・サービスなどに多角化し,また,これらの事業はドイツ国内および海外にある200社近い関係会社で分担する形態をとっており,ティッセン・グループを構成している。 1871年ルール地方のミュールハイムにティッセン合資会社として設立され,1926年の鉄鋼会社の大合同による合同製鋼Vereingte Stahlwerke AGの成立とともにその傘下に入った。

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世界大百科事典内のティッセンの言及

【ナチス】より

…この間,31年10月にワイマール議会体制に反対する〈ハルツブルク戦線〉を右派勢力とともに結成し,工業界,農業界,軍部などの重要人物と提携を深めた。経済界からは,とくにルールの大工業家ティッセン,銀行業の有力者H.G.シャハトの支持を受ける。32年1月27日ヒトラーは,デュッセルドルフの工業クラブで演説,民主主義,マルクス主義排撃を強調して,工業家たちに感銘を与えた。…

※「ティッセン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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