ティム ウェークフィールド(英語表記)Tim Wakefield

最新 世界スポーツ人名事典 の解説

ティム ウェークフィールド
Tim Wakefield
大リーグ

大リーグ選手
生年月日:1966年8月2日
国籍:米国
出生地:フロリダ州メルボルン
別名等:本名=Timothy Stephen Wakefield
学歴:フロリダ工科大学
受賞歴:カムバック賞(アリーグ)〔1995年〕;ロベルト・クレメンテ賞〔2010年〕
経歴:1988年ドラフト8巡目でパイレーツ入団。’89年ナックルボールを体得して、一塁手から投手転向。’92年7月メジャー昇格後13試合に先発して12試合を3点以下に抑え8勝1敗、完投4、防御率2.15の成績でパイレーツの地区優勝に貢献、ナリーグプレーオフでもブレーブスを相手に2勝(ナリーグ史上2人目)を挙げる大活躍だった。’93年制球に苦しみ2Aカロライナ・マッドキャッツで調整。’95年4月レッドソックスに移籍して復調し、16勝8敗、防御率2.95でカムバック賞を受賞した。以後4年連続で2ケタ勝利をマーク、’98年には17勝を挙げた。2004年ワールドシリーズ制覇。2007年40歳で自己最多タイの17勝をマーク。2009年史上2位の高齢となる41歳11ケ月でオールスターに初出場。2011年対ブルージェイズ戦で通算200勝を達成。45歳42日での達成は史上最年長だった。同年限りで現役引退。通算成績は19年627試合登板、463試合に先発、200勝180敗22セーブ、2156奪三振、防御率4.41。オールスター出場1回(2009年)。“ハエが止まる”と形容された遅い球が特徴だった。現役時代は188センチ、95キロ。右投右打。レッドソックスの本拠地であるボストン近郊や自宅のあるフロリダで、10年以上にわたり1億円以上の自費をなげうって野球教室やチャリティー活動を続け、2010年ロベルト・クレメンテ賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報

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