テトラミン(読み)てとらみん

デジタル大辞泉 「テトラミン」の意味・読み・例文・類語

テトラミン(tetramine)

エゾボラヒメエゾボラなど、つぶと称されるエゾバイ科の貝類唾液腺に含まれる毒素視覚異常や眠気めまいなどの症状を起こす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のテトラミンの言及

【魚貝毒】より

…症状は激しい嘔吐,口や手足のしびれなどで,死亡率も高い。
[ヒメエゾボラ]
 この肉食性の巻貝の唾液腺にあるテトラミンが原因物質で,中毒症状は頭痛,悪寒,眠気などである。近縁種のエゾボラモドキの唾液腺にもテトラミンがある。…

※「テトラミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android