テル・ハリリ(読み)てるはりり

世界大百科事典(旧版)内のテル・ハリリの言及

【マリ】より

…シリア東部,ユーフラテス川中流域の西岸,アブー・カマルの上流約11kmにある古代都市。現代名はテル・ハリリTell Haririで,1933年1個の彫刻を偶然に発見したことをきっかけとして,フランスのパロA.Parrotが発掘を続行し,この遺跡がシュメール王名表の大洪水後10番目の王権の所在地と記されているマリであり,アッカド人が居住していたことがわかった。そして初期王朝期のシュメール・アッカド世界を北西へ大きく拡大したばかりでなく,出土したタブレットによって前2100年ころと考えられていたバビロン第1王朝のハンムラピの即位年代を,前1792年または前1728年に大きく変更するという結果をももたらした。…

※「テル・ハリリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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