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テレサ[アビラの] Teresa

翻訳|Teresa

世界大百科事典 第2版の解説

テレサ[アビラの]【Teresa】

1515‐82
イエズステレサ(テレサ・デ・ヘスス)Teresa de Jesús〉〈大テレサ〉とも呼ばれるスペインのキリスト教神秘家,女子カルメル会改革者,聖女。アビラに生まれ,1536年同地のカルメル会エンカルナシオン修道院に入った。54年のある日,神秘的なキリスト体験からテレサの修道生活刷新が始まった。62年7月教皇ピウス4世Pius IV(在位1559‐65)から改革修道院創立認可を受け,8月24日アビラ城壁外の一隅にサン・ホセ修道院を創立した。

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世界大百科事典内のテレサ[アビラの]の言及

【キリスト教】より

…スペインは長い間イスラム教徒の侵入に悩まされていたが,1492年に国家は教会と一体となってこれを追放し,アメリカ大陸発見もあって,一時ヨーロッパの最強国となった。このころ静寂主義と呼ばれる神秘主義が盛んになり,アビラのテレサや十字架のヨハネがその先頭に立った。この運動はイタリアに伝播して〈オラトリオ運動〉(オラトリウムは祈りの家で,ここではミサは行われない)を起こし,オラトリオ会,サレジオ会などを創設した。…

【幻視】より

…教会は幻視体験を管理する立場にもあり,悪魔の誘いである偽りの幻覚と真の幻視とを区別し,人々を教化することに忙しかった。とくにこの時期スペインには,アビラのテレサや十字架のヨハネらの瞑想神秘主義者が出て,祈りによる幻視体験を最重要な信仰生活としてとらえ,また反宗教改革期のイグナティウス・デ・ロヨラも《心霊修業》と呼ばれる一種の幻視体験カリキュラムを構築した。クエーカー派の開祖G.フォックスは,町を歩いているさなかにさえつねに神の啓示を耳にしていたといわれる。…

【神秘主義】より

…そしてこのことは同時に魂がそれ自身の〈根底Seelengrund〉に還ることであり,そこから絶対自由の生,〈何故なき生〉が生きられる。ドイツ神秘主義 16世紀になると,宗教改革に反応したカトリックの側の改革運動として,アビラのテレサや十字架のヨハネなど,スペイン神秘主義といわれる運動が起こってくる。テレサによると,絶対受動的観想contemplatio passivaにおいて霊魂の最深処〈霊魂の水晶宮〉は直接に聖霊に満たされる。…

【神秘神学】より

…しかし,この間を通して,教義神学と実践的神秘神学は分離する。後者の近代における本格的な創設者としてはテレサや十字架のヨハネをあげることができる。今日では,神秘神学は義化された(義認を受けた)霊魂のなかでの神の恩恵の働きと顕現の最高度の段階を取り扱う分野と考えられており,浄化,観想的祈り,聖霊の賜物のたえざる働き,それにともなう通常以上の神秘的現象などが研究される。…

【ヨハネ】より

…イエスのいわゆる〈十二弟子(使徒)〉の一人。父の名はゼベダイZebedeeといい,ガリラヤの出身。福音書の伝えるところによると,兄弟ヤコブとともに父の家業であった漁師をしていたところをイエスによって見いだされ,弟子とされたという(《マルコによる福音書》1:19~20)。〈十二弟子〉の名前のリスト(同3:16~19)では筆頭弟子のシモン・ペテロのすぐ後に挙げられ,兄弟ヤコブとともに,〈ボアネルゲBoanerges〉(〈雷の子〉の意)という別称を与えられている。…

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