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テンナンショウ(天南星) テンナンショウArisaema; Indian turnip

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テンナンショウ(天南星)
テンナンショウ
Arisaema; Indian turnip

一般にサトイモ科テンナンショウ属の植物の総称として使われる。日本には多数のテンナンショウ類が知られているが,おもなものは,マムシグサ (蝮草) ウラシマソウ (浦島草) ムサシアブミ (武蔵鐙) ,ヒロハテンナンショウ A. amurensisなどである。この属の特徴は地下に球形の塊根をもち,長い直立した葉柄のある複葉をつける。花はこの葉柄の上部から抜き出すようにしてつき特徴ある仏炎包と,それに包まれた肉穂花序とがあり,その暗い色彩とともに奇異な外形をしている。この類は一般に果実と球茎に有毒成分をもつが,生の球茎をすりおろして肩凝りや,はれものの民間薬とされる。また球茎からデンプンをとり食用とする。八丈島では,自生種のシマテンナンショウ A. negishiiをヘゴンダマと呼び,球茎をゆでてつき,餅のようにして食べる。この属のうち,特にマムシグサを単にテンナンショウと呼ぶこともある。

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