日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 テーラー(Zachary Taylor)てーらーZachary Taylor(1784―1850) アメリカ合衆国第12代大統領(在任1849~50)。ケンタッキーの奴隷制農場主の家に生まれ、1808年から40年間軍務についた。メキシコ戦争(1846~48)で時の民主党政府、軍首脳と作戦をめぐって対立したが、カリフォルニアを侵略し、制圧に成功した。48年ホイッグ党から大統領に当選したのち、カリフォルニアにおける奴隷制導入の是非をめぐる南北対立に苦慮し、その解決をみずに50年6月9日に死んだ。彼は、生涯を軍務に服した初の職業軍人出身の大統領であった。[安武秀岳] Z・テーラー 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例