ディッフェンバッキア(読み)でぃっふぇんばっきあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディッフェンバッキア」の意味・わかりやすい解説

ディッフェンバッキア
でぃっふぇんばっきあ
[学] Dieffenbachia

サトイモ科(APG分類:サトイモ科)の常緑多年草。熱帯アメリカに約30種分布し、変種も多い。茎は直立し、長楕円(ちょうだえん)形の葉を互生する。観葉植物としてよく栽培され、アモエナ種などがある。トロピック・スノウはアモエナの変種で、濃緑の葉に乳白色の斑(ふ)模様が入る大形種。マクラータは古くからある中形種で、この変種のルドルフ・ローエルスは葉面全体が黄緑色となる。ハワイ・スノウは株立ち性で、葉は黄白色で周りが緑に縁どられる。

 栽培は4~5号鉢に植え、冬は13℃以上を保つ。夏は半日陰で湿りぎみで管理する。繁殖は6~7月ころ、挿木で殖やす。

[坂梨一郎 2022年1月21日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android