デビッソン=ジャーマーの実験(読み)でびっそんじゃーまーのじっけん

世界大百科事典(旧版)内のデビッソン=ジャーマーの実験の言及

【デビッソン】より

…05年プリンストン大学講師となり,O.W.リチャードソンの指導の下に,アルカリ土類金属からの陽イオンの熱放出について研究し,プリンストン大学で博士号を取得した。戦時徴用で勤め始めたウェスタン・エレクトリック会社(のちのベル電話研究所)で,19年に金属による電子の弾性散乱の実験的研究を開始,27年にジャーマーLester Halbert Germer(1896‐1971)と共同で,ニッケルの単結晶板による電子線の回折現象を発見し,ド・ブロイの物質波の理論を検証することとなった(この実験はデビッソン=ジャーマーの実験と呼ばれている)。この業績によって,デビッソンは37年ノーベル物理学賞を受賞した。…

※「デビッソン=ジャーマーの実験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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