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デュ・ボス Charles Du Bos

世界大百科事典 第2版の解説

デュ・ボス【Charles Du Bos】

1882‐1939
フランスの批評家上流階級の出身で該博な教養と敬虔な魂の持主であった彼にとって,批評とは,魂の地平における作品と自己との出会いを出発点として,そこに発見された問題を共感と内省とにより深化させる営みにほかならず,職業的な意味はほとんどなかった。評論集《近似》全7巻(1922‐37)に論じられた対象はゲーテペーターなどを含む国際的なひろがりをもち,音楽や美術にも及ぶ。ジッドコンスタンを論じた個人研究もあるが,たえず文学・芸術に触れ,それを通して美的なものから霊的なものへと探求を進める日々の営みを生涯記しつづけた《日記》全9巻(1946‐61)が,彼の最高の批評作品だともいえる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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