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デラー Alfred Deller

世界大百科事典 第2版の解説

デラー【Alfred Deller】

1912‐79
イギリスのカウンター・テナー歌手。1941年からカンタベリー大聖堂,47年からセント・ポール大聖堂の聖歌隊に所属。50年デラー・コンソート声楽アンサンブルを創設,とくに16~17世紀の合唱曲の演奏において新たな解釈を打ち出すとともに,古楽の復活に大きな貢献をした。高音の柔らかい声質をもち,ブリテンオペラ《真夏の夜の夢》(1960)のオベロンのパートを彼の声のために作曲したのをはじめ,多くの作曲家が彼のために作品を書いている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デラー
でらー
Alfred Deller
(1912―1979)

イギリスのカウンター・テノール歌手。マーゲートに生まれ、ロンドンに没。第二次世界大戦直後からイギリスを中心とした古い歌唱に力を注ぎ、1950年、声楽と器楽の小アンサンブル、デラー・コンソートを結成、中世からバロックに至る種々の音楽を演奏した。60年、ブリテンは彼の声を念頭に置き『真夏の夜の夢』を作曲した。63年ケントにストア音楽祭を開設、67年(昭和42)コンソートを率い来日した。カウンター・テノールとは男声アルトで、ファルセットなどの技巧によりアルトとほぼ同じ声域をもつが、彼の声は一種の裏声的な技巧であるファルセットを磨き上げ、柔軟で軽く、表現はことばの意味に対応した精緻(せいち)で豊かな感情にあふれたものであった。[美山良夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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