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トゥパック・アマルー Túpac Amaru

翻訳|Túpac Amaru

世界大百科事典 第2版の解説

トゥパック・アマルー【Túpac Amaru】

?‐1572
最後のインカ皇帝。帝国の崩壊後クスコ北方のビルカバンバ根拠地にしてスペイン支配に抵抗したマンコ・インカの末子で,帝位を継承した。兄のティトゥ・クシの死後に実際の指揮権を受け継いだときには,インカの戦力は衰え,以前のように各地からの支援も期待できない状況にあり,ビルカバンバの森林地に孤立した。副王トレドの派遣した討伐隊に捕らえられ,クスコで処刑され,インカの皇統が絶えた。【友枝 啓泰】

トゥパック・アマルー【Túpac Amaru】

1741‐81
植民地時代末期,スペイン副王領ペルーのクスコ地方に起きた大規模なインディオ反乱の指導者。本名コンドルカンキJosé Gabriel Condorcanqui。一地方のクラカ(首長)で,輸送業を営む裕福なメスティソであったが,正統なインカ皇帝の子孫と主張してトゥパック・アマルーを名のり,原住民の鉱山や織物工場での強制労働(ミタオブラヘ)の廃止を要求し,地方行政官の圧政に対する反乱を企てた(1780)。

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