トゥーン湖(読み)とぅーんこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥーン湖」の意味・わかりやすい解説

トゥーン湖
とぅーんこ
Thunersee

スイス中西部、ベルン州にある湖。標高558メートル、長さ18キロメートル、面積48.4平方キロメートル、最大水深217メートル。東のブリエンツ湖冬季に凍結するが、この湖は平均水深が大きいため凍結することはまれである。湖岸は夏の観光保養地としてにぎわい、風の条件に恵まれることからヨットを楽しむ人が多い。

[前島郁雄]


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世界の観光地名がわかる事典 「トゥーン湖」の解説

トゥーンこ【トゥーン湖】

スイス中央部のベルナーオーバーラント(ベルン高地)観光の拠点インターラーケン(Interlaken)の近くにある、山々に囲まれた細長い湖。長さ18km、幅4km、深さ217m。◇インターラーケンは「2つの湖」という意味だが、この町をはさんでトゥーン湖とブリエンツ湖が対称的に並んでいる。この湖には9隻の大型クルーズ船が就航していて、湖上からアルプス絶景やかつての王族貴族居城だった古城の眺めを楽しめる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥーン湖」の意味・わかりやすい解説

トゥーン湖
トゥーンこ
Thuner See

スイス中部ベルン州にある湖。面積 48km2湖面の標高 558m,最大水深 217m,長さ 19km,幅約 3km。インターラーケンの町をはさんでアーレ川上流部にあるブリエンツ湖とともに,かつてのアーレ氷河の末端部にできた深い凹地に水がたまったもの。湖岸はケルト人時代から居住が行われていた。北西岸に古都トゥーンがある。

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