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トサカマツ

海藻海草標本図鑑の解説

トサカマツ

からだは扁平(2〜3mm)で,体上部ではややねじれ,叉状分枝を繰り返し立体的に広がり,半球状の塊りとなる。分 枝は上部でやや多くなるが,幅は上部でやや広くなる。枝の先端は鈍く丸まり,ゆるく二叉にわかれる事もある。副出枝は持たない。付着器は盤状で,短い円柱 状の茎状部をもつ。皮層と髄層は密に構成され,皮層は小型の楕円形細胞が表面に垂直に4〜6層並び,大型の細胞からなる皮下層へと続く。髄層は縦に長く配 列した糸状細胞からなる。ニワトリのトサカに似ている事が和名の由来。手触りは硬くセルロイド質。生体は紅色〜濃紅色。押し葉標本は台紙によくつかない。ヒトツマツに似るが,ヒトツマツは大型で,からだはほとんどねじれず平面的に広がっており,塊状にはならず,波あたりの強い潮間帯下部に生育する。

出典|千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」海藻海草標本図鑑について | 情報

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