トニー ベネット(英語表記)Tony Bennett

現代外国人名録2016 「トニー ベネット」の解説

トニー ベネット
Tony Bennett

職業・肩書
歌手

国籍
米国

生年月日
1926年8月3日

出生地
ニューヨーク市クイーンズ区

本名
ベネデット,アンソニー・ドミニク〈Benedetto,Anthony Dominick〉

受賞
グラミー賞最優秀男性ボーカル賞・レコード賞〔1962年〕「霧のサンフランシスコ」,グラミー賞アルバム賞〔1994年〕,グラミー賞最優秀トラディショナル・ポップボーカル賞

経歴
7歳からステージで歌っていたが、最初に目指したのは画家。第二次大戦中、ドイツ滞在中に歌ったことがきっかけで、アーサー・ゴッドフリーのタレント・スカウトショーに出演して注目される。ボブ・ホープやミッチ・ミラーらに認められ、1950年CBSと契約。同年「夢破れし並木道」でレコードデビュー。’51年「ビコーズ・オブ・ユー」が大ヒットして一躍大スターとなり、その後も数々のヒット曲によりトップ歌手の仲間入りを果たす。さらに’62年「霧のサンフランシスコ」の大ヒットにより世界的に有名になり、グラミー賞を受賞。イタリア系らしい美声とスポーティで男性的なステージさばきで人気を集める。’90年代に入り「パーフェクトリー・フランク」「フレッド・アステアを歌う」などで立て続けにグラミー賞を受賞してファン層を広げ、’97年アルバム「ビリー・ホリデイに捧ぐ」をリリース。’99年発表した「シングズ・エリントン ホット&クール」で9回目のグラミー賞を受賞。2006年ポール・マッカートニーやビリー・ジョエルら世界の大物と共演したアルバム「デュエッツ・アメリカン・クラシック」を発売。2011年、同年7月に亡くなった英国人のグラミー賞歌手エイミー・ワインハウスやレディー・ガガとデュエットしたアルバム「デュエッツⅡ」を発売。100枚を超えるアルバムを発表し、グラミー賞生涯業績賞を含む15のグラミー賞を受賞している。来日多数。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「トニー ベネット」の解説

トニー ベネット
Tony Bennett


1926.8.3 -
米国のポピュラー歌手。
ニューヨーク州クイーンズ生まれ。
別名Anthony Dominick Benedetto。
第二次世界大戦に従軍し、慰問楽団の歌手としてドイツに渡る。退役後、クラブ歌手を経て、ボブ・ホープに見いだされ、1951年コロンビア・レコード専属歌手となる。「ビコーズ・オブ・ユー」(’51年)、「霧のサンフランシスコ」(’62年)が大ヒットし、’66年委は映画「オスカー」に出演。ジャズ的な味わいを持つ大人の歌手として活躍を続けていいる。’86年ラルフ・シャロン3と来日。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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