トムセン(Christian Jürgensen Thomsen)(読み)とむせん(英語表記)Christian Jürgensen Thomsen

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

トムセン(Christian Jürgensen Thomsen)
とむせん
Christian Jürgensen Thomsen
(1788―1865)

デンマークの考古学者。1816年、コペンハーゲンの北方古物博物館長となり、博物館に収集されていた遠古遺物整理を行った。その際、異教時代を、遺物に基づいて石器時代青銅器時代鉄器時代の三時期に区分する方法を考案した。これが有名な三時代法Dreiperioden systemであり、その後の遺物による遠古史研究の発展に重要な基礎を与えた。

[南 博史]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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