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トレスウィリ tresviri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トレスウィリ
tresviri

古代ローマの官職。三人官 (委員) の意。以下はその代表的なもの。 (1) 司法三人官 tresviri capitales (nocturni)前 289年頃設置。犯罪者の逮捕,裁判,懲役,処刑,財産没収,焚書を管轄した。 (2) 祝宴三人官 tresviri epulones 前 196年設置。神官から選ばれユピテル神の祭儀の祝宴などを担当。 L.スラによって7人に,ユリウス・カエサルによって 10人に増員された。 (3) 鋳貨三人官 tresviri monetales 前 92年の史料に初出。財務官 (クアエストル ) のもとで鋳貨を製造。貨幣にその名が刻まれたが前4年以後は刻まれなくなった。 (4) 国家建設三人官 tresviri rei publicae constituendae 前 43~36年の M.アントニウス,M.レピドゥス,オクタウィアヌス (アウグスツス) の第2次三頭政治の公称。その他地方自治都市にもその名がみられる。

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