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トンガ民主化運動 とんがみんしゅかうんどう

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知恵蔵2015の解説

トンガ民主化運動

国王が絶対的な権力をもつトンガ王国で、民主化を求める国民のデモが相次ぎ、ウルカララ首相は2006年2月に辞任、首相代行にフレデリック・セベーレが就任した(同年4月、新首相に)。05年8月以来、首都ヌクアロファを中心に王政への批判が高まり、集会やデモ、ストライキが頻発するなど、トンガは政治不安に見舞われた。民主化運動担い手は学生。発端は低賃金の公務員給与の引き上げを要求した大学関係者が失職したことだ。失職に同情した学生が大学当局へ抗議運動を繰り広げ、大学構内でのデモが破壊活動へと拡大、さらに学生運動が反王政デモへと発展していった。約200人の学生が治安当局によって逮捕された直後、学生と群衆が暴徒化して政府庁舎を襲撃し、公用車に放火するなど、首都は騒乱状態となった。王政に反発する小規模なデモや集会は以前からあったものの、王政を揺るがすような学生デモは今回が初めて。絶対王政見直しは避けて通れない。06年9月10日ツポウ4世が死去、ツポウトア皇太子ツポウ5世として王位を継承した。

(竹田いさみ 獨協大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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